今日の八丈島の天気予報は、曇でした。
でも、実際には、雨と霧でしたね。久しぶりに、昼間にライト点灯で車を運転しました。

4月というよりも、風の無い6月ですね
ただ、雨と霧のおかげで、八丈島で新たにアレルギーになった方は、水滴がアレルゲンを吸収して地面に落ちますので、過ごしやすかったのではないでしょうか?

今日もヘゴの森のガイドに行ってきました
ヘゴの森は、いつの間にか、アウトドアの大好きな女性の人気スポットになってしまいましたね
今日は雨。気合の入ったお客様がいらっしゃいました。
今日は、「2022年4月18日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
ヘゴの森の入り口
ヘゴの森の入り口は、映画ジェラシック・パークを連想するような、木生シダのヘゴが生えています。

このヘゴですが、幹は気根で覆われており、ヘゴが傾きますと、重力で垂れ下がった気根を観察することが出来ます。

今日は雨と霧。八丈島の6月を思わせるような天気です。そうしますと、水を吸収したコケがスギの木から立ち上がります。

木生シダのヘゴを間近で観察
ヘゴの森には大小様々の大きさのヘゴが生えています。その中で、若いヘゴは樹冠が見やすくなっています。
お客様はヘゴの新芽を観察されていらっしゃいました。

雨と霧の日は、ヘゴの葉の色が様々な緑色になります。ヘゴの森を下から見上げますと、こんな感じになります。

ヘゴの森を上から見下ろした景色です。

うぁ〜、すご〜い
誰もが感嘆する場所ですね。iPhone 12では表現が難しいですが、いつもとは異なる、このように落ち着いた色合いのヘゴの森も良いですね。

同じ場所を動画で撮影してみました。バックで聴こえるヒッヒッヒッという音は、イイジマムシクイの鳴き声です。
ヘゴの森の散策路の様子
ヘゴの森は、昔の八丈島の活動も見られます。お客様がご覧になっていらっしゃるのは、炭焼き窯の跡です。

フウトウカズラがうっそうと生えている場所です。フウトウカズラの根はスギの木の幹に深く入り込みます。スギの木は、最後は栄養を奪われて、倒れます。

お客様がご覧になっていますのは、アシタバです。

八丈島滞在中に、たぶん、どこかで食べますね!

食べごろの新芽の部分を紹介しました


うわぁ〜、うさぎの耳みたい
お客様が直に触っていますのは、シロダモの新芽。本当にうさぎの耳のように柔らかい葉です。

お客様が見上げていますのは、ビロウヤシです。光るキノコのヤコウタケは、この木が宿主です。

お客様が撮影していますのは、リュウビンタイの新芽です。リュウビンタイはヘゴの森の中では2番目くらいの大きさのシダ植物です。

新芽、本当に大きいですね

ヘゴの森には2種類の木性シダがあります。一つはすでに紹介したヘゴ、もう一つはヘゴの棘が毛に変わったヒカゲヘゴです。
ヒカゲヘゴは動物の毛のような硬い毛で覆われています。

雨脚が強くなってきました。
さすがに1時間あたり10 mmの降水量のような、土砂降りは危険ですが、今日のような雨ですと、装備をしっかりしていましたら、楽しく散策ができます。

今日は、雨の中、ヘゴの森へいらっしゃていただきありがとうございました
