八丈町公式Twitterの発表より、今日は南の島の八丈島でも寒波の影響が出ていました。

八丈島に6年住んでいますが、今日のような雪は初めてです

でも、私は雪国育ちですので、懐かしさも感じましたね
さて、今日はヘゴの森のガイドが入っていました。前々から気象条件は厳しい予報でしたが、幸運にも今日は予想よりも風はありませんでした。
今朝から知り合いからたくさん情報をもらい、ツアー時間中は、道路は大丈夫と判断し、お客さまにツアー開催のご連絡をしました。
今日は、「2023年1月25日、雪の中の東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
予定を全制覇してきたお客さま

八丈島に来島したとき、天気が良かったので、チャンスと思って八丈富士を登ってきました

さすがに、お鉢巡りする時間はありませんので、安全のため、山頂へ行ったあと、そのまま戻ってきました

硫黄沼・唐滝も行ってきましたよ
安全意識、体力とも備わったお客さまでした。冬に来られる方ですので、装備もバッチリでした。

ヘゴの森コースの様子

雪の中のコケなんて初めて見ました!



私もヘゴの森を6年間回りましたが、今日のように雪の中は初めてです

散策路を周辺のどこを見ても新鮮ですね
もう、ガイドどころではありません(笑)。お客さまと私は大盛り上がりです。
そんなこんなで雪に包まれたヘゴの森に着きました。

いつも見慣れているものすべてが雪に包まれています。

写真ではわかりにくいですが、ヘゴの森内はひっきりなしに雪が降っていました。


ヘゴの森を見下ろす高台にきました。

すごく綺麗ですね

雪の中のヘゴの森を見下ろすなんて私も初めてです

降雪量には濃淡があり、眺めている間も大雪になったり晴れたりの繰り返しでした。

ヘゴの森散策路全コースの様子
今日のお客さまは足回りもバッチリですので、そのまま雪が被った散策路を進みました。
私たちは、誰も歩いていない新雪の雪を踏む足音を楽しみながら進みます。

雪の中のジャングルなんて初めてです!

南の島なのに、なんだか変な気分ですね
お客さまは私の気持ちを代弁してくれます(笑)。私も楽しくて楽しくて仕方がありませんでした。

雪の中とはいえ、ヘゴの森ツアーの説明も抜かりはありません。フウトウカズラによるスギの墓場、ヒトツバの群生、樹高の高いビロウヤシも紹介しました。



散策路には、人がぶら下がれるくらいの強度があるテイカカズラがあります。今日は雪が被っていました。

途中、雪が強くなりました。
シマテンナンショウ、リュウビンタイは雪が被っていました。




これ、なんですか?

ヒント、お客さまが今回の旅できっと食べていますよ

もしかして、アシタバですか?

正解です

でも、アシタバってこんなに大きくなるんですね
アシタバは数年に一度花をつけます。私たちが考えている以上に草丈が高くなります。

お客さまは、ヘゴとは異なるヒカゲヘゴを見つけ、違いを楽しんでいらっしゃいました。


散策路の標高の一番高いところへきました。頭上が開けていますので、雪が上から降ってきます。
ヘゴの森ツアーは、登山というよりも植物散策の意味合いがとても強いです。帰りは、散策路周辺の植物を紹介しながら、下山しました。
雪に埋もれたアオノクマタケランは、実の赤色が映えていましたし、頭上にはヤブツバキが花をつけていました。


縁起物のマンリョウ、ジュウリョウも見られます。


冬なのですが、オオシマカンスゲも見られ始めました。

ヘゴの森はシダ植物が多く見られます。ここでは、マメヅタ、オオタニワタリを紹介しました。
雪に埋もれたオオタニワタリはいつもと印象が違いますので、私もとても新鮮でした。



今回、八丈富士、硫黄沼・唐滝と旅は順調でした。残りはヘゴの森だけでしたが、雪で本当に心配でした

ダメだと思ったんですよ

南の島なのに、雪のジャングルを散策するなんてとても不思議なツアーでした


今日は、これから気温が下がるかもしれません
道路に雪が積もったり、凍結するかもしれませんので、帰りましょう

はい!

今日は、ありがとうございました

こちらこそ、今日は雪の中のヘゴの森へいらしていただき、ありがとうございました
仕事のため、しばらくブログの更新はお休みします。