今日の八丈島の天気予報は午後から雨。

まあ、当たりませんね
ですので、いつ雨が降っても大丈夫なように準備をしなければなりません。
ただ、集合時間のときは曇り空ですが、場所によっては青空もあり、雨が降るか降らないかギリギリでした。
今日は、「2023年1月7日、東京都八丈島のヘゴの森のツアーの様子」と題してのお話です。
お客様はヘゴの森散策路全コースでしたが、判断が難しい状況でした
ヘゴの森に入りますと、空は薄曇り。八丈島に住んでいますと、雨を予想しなければいけない状況です。
お客様は雨用の装備もなく、

う〜ん
悩むところです。とりあえず進みました。

ヘゴの森コースの様子
ヘゴの森の入り口に来ました。ここからジェラシックパークのような世界です。

八丈島の気象とシダ植物の関係を解説しながら進みました。成熟したヘゴの気根も手で直接触って体感していただきました。


ここで、上を見上げていただけませんか?

すごいですね
私たちの頭上にはヘゴの葉身が覆っていました。

ヘゴの断面を見ていただき、ヘゴが木ではないことを説明しました。

形が木のように見えますので、不思議ですね

ヘゴの森コースのクライマックスです。高台からヘゴの森を見下ろしました。
iPhone 12のカメラでは表現できませんでしたが、色鮮やかなヘゴの樹冠が広がっていました。

圧巻ですね
お客様も大喜びでした。


ヘゴの森散策路全コースの様子
ツアーをしながら私は空模様を気にしていました。

できれば、一周回りたいです
お客様の希望、そして空模様を鑑みて、行けると判断しました。でも、

雨が降ったらごめんなさいね

はい、雨の覚悟はしています
一応、お客様から了承もいただきました。
さて、私たちはジャングルを進みます。歩いてきた山道を振り返っても、どこを進んできたか分かりませんね(笑)。

フウトウカズラによる影響で枯死するスギの墓場を見学したり、ヘゴの森の中で最も高いビロウヤシも目の当たりにしました。


腕よりも太く硬いテイカカズラのツルを見ながら、その形成過程を説明しました。

ヘゴの森には、ヘゴ以外にも木生シダのヒカゲヘゴが生息しています。毛に覆われていますので、ヘゴよりも親しみやすいです。
お客様も直接手で触れ、触り心地を体感されていました。

八丈島で有名な農産物にアシタバがあります。ヘゴの森にも野生のアシタバが生息しています。
実は、野生のアシタバは生長しますと、人よりも高くなります。

アシタバはニンジンの仲間です
ですので、葉を食べたあと、地中に埋まっている根も食べるんですよ

へぇ〜

ヘゴの森には様々な形態のシダ植物が生息しています。お客様がご覧になっているのは、オオタニワタリです。

このシダも食べられます

へぇ〜

オオタニワタリは、大きな葉を広げることでスダジイの枯葉を捕まえます
そして、分解産物を栄養として生きています

これを着生といいます

へぇ〜

偉そうに説明していますが、この知識は植物の詳しいお客様からの受け売りです

笑

ヘゴの森の植物を解説しながら、ジャングルを歩き、ツアーは終わりました。


天気が不安でしたが、無理して回ってきてよかったです
ラッキーでしたね

そうですね
今日はヘゴの森にいらしていただき、ありがとうございました