来島自粛要請が出る前、ヘゴの森のお客様から

こんなジャングルみたいなところ初めて

日本全国をいろいろ回りましたが、なかなかワイルドですね
と、毎回のように言われました。褒め言葉としていただきました。
ただ、私もガイドをしていて、

もう少し、下草を刈って足元が見やすくした方が、安全かな?
とも思っていました。
今日は、「2021年9月、東京都八丈島のヘゴの森の草刈りをしてきました」と題してのお話です。
初めての刈払機
私はこれまで、研究室でピンセット、マイクロピペット、マイクロチューブばかり触ってきました。でも、ここ八丈島ではそのような環境はありませんし、今はフィールドが仕事場です。
仲間と打ち合わせをして、

もうそろそろヘゴの森の下草を刈ろうか
ということになりました。
知り合いの方が、刈払機を貸していただけるということで、受け取りに行きました。
操作にあたっての順番やスイッチ、混合燃料、また、操作中のキックバックによる事故の危険性の説明を受けました。
刈払機は高速で回転する刃で草を刈っていくのですが、気をつけていないと、キックバックで丸刃の部分が自身に跳ね返ったり、近くの人へ飛んだりと大事故に繋がります。
仲間との距離、始動のときの自身の立ち位置、そして、操作中に余計なものに刃先を当てないように気をつけました。

下草刈り作業の準備
刈払機の始動前に、再び先輩ガイドからレクチャーを受けました。いたって普通で当たり前のことの繰り返しですが、それができないと大事故に繋がります。

見ている前で、一つ一つ確認しました
次に実際に刈るところを見せてもらいました。
今までも先輩ガイドが刈払機を使っているところを見ていたのですが、それはなんとなくです。実際に自分が使う立場になって見ると、

これってできるのかなぁ・・・?
という感じでした。

注意しつつ、刈払機を実際に使いました
八丈島では、なんでも自分でやらなければなりません。ですので、多くの家庭には刈払機があり、自分で、家周辺の草を刈ります。
大人は当然として、親の背中を見ながら子供たちも成長し、ある程度の年になりますと、自分でもできるようになります。
八丈島に来て、突然に刈払機を使うことになりましたが、これも私自身が通る道です。
とりあえず始動し、注意されたところを気をつけながら、刈り始めました。
さすがに先輩ガイドと同じことはできませんが、見様見真似で道周辺の草を刈りました。

刈払機を所有したら、メインテナンスは必要です
刈払機は、刃物と動力源が合わさったものです。気をつけていないと大事故になります。
刃の摩耗、刃の固定、混合燃料、点火プラグ、エアクリーナーと定期的に見ることは大切です。
島民の方々にとっては普通なことです。そして、持ち主ならば、それができなければなりません。
また、刈払機は、使用後は、混合燃料は抜き、エンジンを掛けて完全に空にする操作も必要です。貸していただいた方に尋ねたところ、

大丈夫、こっちでやるよ〜
とこたえていただきました。貸していただいただけでなく、使用後のメインテナンスもしていただきました。

本当にありがとうございました
ヘゴの森の草刈りでも、私はまだまだ半人前以下です。周りの人に支えられて、今日も生活しています。

今できることは、事故を起こさずに、一つ一つの仕事をこなし、周りの人からの信頼を獲得することです
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