先日の台風16号の爪痕は、八丈島でもいたるところで見られました。
道路に限ってみても、八丈富士の鉢巻道路へ向かう道では、木が折れて何箇所か道路にはみ出していました。

鉢巻道路へ向かうときは、スピードをいつもよりも遅めで運転して下さいね
さて、大雨が降ったあと、八丈島では土砂崩れがよく起きます。八丈島の黒砂砂丘へ続く道も地すべりが起き、通行止めになりました。
2021年10月11日に通行止めは解除になりました。

はたして、私がガイドしているヘゴの森はどうなっているでしょうか?
今日は、「2021年10月3日、台風16号通過後の東京都八丈島のヘゴの森を点検してきました」と題してのお話です。
台風通過直後の点検は危険
先ほどの黒砂砂丘の件もそうですが、台風通過直後は地盤がゆるいです。土砂崩れが起きる可能性があります。
先輩のガイドさんと相談して、10月2日は一呼吸をおき、10月3日に点検することにしました。

ヘゴの森では、小枝が落ちていただけでなく、木も折れたり、倒れたりしていました
昨年、一昨年と、ヘゴの森では毎年大きな木が散策路を横切って倒れました。
折れた木は、だいたいテイカカズラに覆われて、中は昆虫の幼虫に食べられてスカスカになっていました。

今回はどうなっているでしょうか?
剪定バサミ、鎌、のこぎり、チェーンソーを準備して、先輩ガイドさんとともに、ヘゴの森に入りました

写真ではわかりにくいですが、ヘゴの枯れた葉柄はかなり落ちていました。枯れた部分が無くなりましたので、緑分が多いヘゴが多くなりました。

人くらいの大きさの枝も、散策路にはかなり落ちていました。散策路から避けて前に進みました。

タブノキは根本からざっくりと折れていました。


この木の根本は折れかかっていましたので、今回の台風16号の強風で寿命がきたわけです
最後は大木が一本ごとなぎ倒されていました。
この大木、前例と同じように、テイカカズラに覆われていました。根は張っていましたが、お構いなしに倒れていました。
倒れた先端の方を見ますと、中がスカスカでした。こちらも昆虫の幼虫に木の中を食べられていたようです。


運が良かったことに、木々の間にうまく倒れ、おかげさまで、他に障害を受けた木はでませんでした。また、散策路からも外れていました。
先輩ガイドさんが、根の先端などの危険な場所をチェーンソーで切り落としてくれました。
今回、ヘゴの森には新たな土砂崩れ箇所は発生しませんでした。
非常事態宣言も解除になりました。ヘゴの森もお客様の受け入れ体制は万端です。

みささま、ぜひヘゴの森ツアーをお楽しみくださいね