2020年8月5日の今日はとてもいい天気でした。八丈島では珍しく、雨具の心配は全くありませんでした。
今日は、「2020年8月5日、八丈島のヘゴの森でガイドをしてきました」と題して、ヘゴの森のツアーの様子を紹介いたします。
ヘゴの森は私有地です。専任ガイドと一緒に入ります。
今日のお客様は3人の大学生です。昨日は八丈富士へ行ってきたそうです。
若いのでヘゴの森の道はひょいひょいでした。
ヘゴの森へ入ると、すぐに頭上はヘゴの葉で覆われます。ぱっと見、ヤシの木のようですが、これらはシダ植物です。

木のように見えるヘゴですが、木でない証拠をみんなで見ています。ヘゴの木を水平方向に切ると、年輪がないのです。

アイキャッチの写真撮影場所です。

数年前、インディージョーンズ風の映画を撮影したお客様がいらっしゃったお話をしましたら、

どこまでも上を目指す人がいるんですね
と驚かれていました。
散策路途中には、スギの幹を覆うフウトウカズラがありました。実際に手にとっているところです。

今日のお客様はとても好奇心がつよいです。つる性のテイカカズラはとても硬いのですが、その硬さをご自身の手で確認しています。

ヒカゲヘゴの森を進みます。

ヒカゲヘゴは、ヘゴと違い、木の幹に棘がありません。代わりに動物のような毛が生えています。
みなさん、ご自身の手で触っていました。

お話ししてみると、みなさん理系だそうです。好奇心がとても強い方々でした。
研究室に配属になりましたら、八丈島の生き物を実験材料として選んでほしいと思います。そのときは、ぜひ、研究室のメンバー全員で八丈島へいらして、サンプリングしてくださいね。
